11月24日(木)に、洛西にある大原野神社に15名の利用者様と紅葉狩りへ行ってきました。
到着すると見事に紅く染まった紅葉に出迎えられ、参道にある紅葉のトンネルをくぐり抜けると、紫式部の氏神様として名高い「京春日」の朱色の社殿に心清められました。
大原野神社は、かの有名な源氏物語二十九帖「行幸(みゆき)」の巻にも登場し、「紫式部集」にも次の歌が詠まれています。
“暦に、初雪降ると書きつけたる日、日に近き日野岳(ひのたけ)といふ山の雪、いと深く見やらるれば”
「ここにかく 日野の杉むら埋(うづ)む雪 小塩(をしほ)の松に 今日(けふ)やまがへる」
紫式部は大原野神社を氏神として崇め、雪に覆われた近くの日野岳という山を見て、都の小塩山にも雪が降っているのだろうかと都を懐かしんだ歌だそうです。
今秋一番の寒さにも負けずに皆様「ちょっと寒いけど大丈夫やで、それよりも来て良かったわ~。」「ほんまに綺麗やなあ。」と笑顔でおっしゃり、温かいコーヒーや甘酒で暖を取りながら紅葉狩りを楽しまれました。
※写真は許可を頂いた上で掲載しています