ケアセンター回生デイケアで、十月八日から十日までの三日間、回生オリンピックを開催致しました。

　毎年運動会を開催していましたが、五十五年前に聖火ランナーをされた利用者様がおられることが分かり、そのことがオリンピック開催のきっかけとなりました。開会式では、そのエピソードが紹介され、拍手喝采の中、利用者様全員での聖火リレーと聖火台への点火の後、競技がスタートしました。

　今回のオリンピックは、海外の四つの国に分かれて座ったまま足で布をたぐり寄せる二ｍ走や、「一本」と書かれた人形を洞察力で引き当てる柔道の個人戦と、ボールに見立てた筒を糸に通して後ろへ送るラグビーや風船を使ったバレーの団体戦など、全身や頭を使った心身機能向上を目的とし、身体が不自由な方でも他の利用者様と協力しながら参加できるプログラムを構成しました。

　皆様、国代表になりきって競技をされ、国旗を振り続けて応援されたりと、すべての種目で大熱戦が繰り広げられました。優勝国にはトロフィーを、その他の国には参加賞が授与され、閉会式後にお持ち帰り頂きました。

　来年の東京五輪では皆様と一緒に日本を応援しましょう！