「管理栄養士からの栄養アドバイス」

夏バテとは
　暑くなると、身体は自律神経の働きによって汗をかいたり血管を広げて体温を調節しています。しかし、この自律神経のバランスが崩れてしまうと倦怠感や食欲不振、無気力など、いわゆる「夏バテ」の症状が起こってしまいます。

夏バテの主な原因
・冷たい物ばかり飲む
・そうめんなど食べやすい物に偏る
・冷房のかけすぎ、かけなさすぎ
　かけすぎると「冷え」、かけなさすぎは　「熱中症」になる恐れがありますのでご注意ください）
・シャワー浴のみ
・睡眠不足
・水分不足
・うまく汗がでない

　夏バテ予防・改善には、身体の冷やしすぎに注意し、十分な「栄養・給水」と「休養」をとることが大切です。
　暑くなり、食欲が低下すると口当たりのいい食べ物に偏ったり、冷たい物ばかり飲むと消化機能を低下させてしまいます。すると、免疫力が低下し、夏バテや体調不良を起こしやすくなります。そうならない為に日頃から様々な食材を食べて栄養が偏らないように心がけましょう。
　特に汗で失われがちな 「ミネラル」、他の栄養素の働きを助ける 「ビタミン類」、スタミナの素「たんぱく質」は夏バテ対策に効果的です。
　しっかり食べて、充分な睡眠をとって暑い夏を乗りきりましょう。
　

※医師から水分制限や食事療法が必要と診断されている方は、担当の医師や管理栄養士にご相談ください。